小1冬:減っていく貯金と、家族それぞれが抱えた不安

小1冬。減っていく貯金抱えた不安

有給が底をつき、欠勤が始まった妻。

月に数回しか出勤できず、給料はほとんど出なくなりました。

僕の給料だけでは、家族4人の生活費をまかなえませんでした。

住宅ローン、光熱費、食費、子供たちの学用品や習い事代、各種保険費用。

毎月の支出は、変わりません。

足りない分は、貯金を切り崩して補っていました。

通帳の残高が、毎月減っていく。

精神科OTパパ

「いつまで、貯金が持つんだろう」

新たな不安が、僕たち夫婦を襲いました。

この記事では、減っていく収入と家計への不安、そして家族それぞれが抱えた苦しみについて書きます。

精神科OTパパについて
精神科OTパパの人のアイコン
  • 精神科病院で作業療法士18年目
  • 現在、精神科デイケアセンター長
  • 息子(長男)の5年間の不登校(小1~小5)で、親である僕と妻が”どのような悩みを抱き”、”対立し”、”息子にヒドイことをしてきたか”その経過を発信
この記事の要約
  • 僕の給料だけでは生活できず、貯金を切り崩す日々
  • 通帳の残高が減っていくことへの焦り
  • 「僕のせいで…」という息子の罪悪感
  • 毎朝胃薬を飲んでいた僕の状態
  • 終わりの見えない不安の中で夫婦が繰り返した話し合い
目次

減っていく収入—家計への不安が襲う

家計管理

パート勤務でも欠勤が続けば給料は減る

有給が尽きてから、妻の給料は目に見えて減っていきました。

妻のパート勤務は、時給制。

働いた時間分だけ、給料が支払われます。

9時から13時まで、週5日働く予定。

1日4時間、週20時間。

月に換算すると、約80時間。

これが、フルで働けた場合の計算です。

でも、実際に出勤できたのは、月に数回程度。

月に5日出勤できれば良い方でした。

つまり、月に20時間程度しか働けていない。

予定していた勤務時間の、4分の1以下。

給料も、その分しか出ません。

妻は、給料明細を見るたびに、ため息をついていました。

看護師ママ

「こんなに少ないんだ…」

その言葉が、妻の口から何度も漏れました。

通帳を見るたびに感じる焦り

僕の給料だけでは、家族4人の生活費をまかなえませんでした。

住宅ローン。 光熱費。 食費。 子供たちの学用品や習い事代。 各種保険費用。

毎月、決まった支出があります。

妻がフルで働いていた時は、二人の収入で生活していました。

でも、今は違う。

僕の給料だけでは、足りない。

毎月、赤字でした。

その不足分は、貯金を切り崩して補っていました。

僕は、通帳を見るたびに、焦りを感じていました。

貯金の残高が、毎月減っていく。

精神科OTパパ

このままで、大丈夫なのか
いつまで、貯金が持つんだろう

そんな不安が、頭をよぎりました。

貯金があるうちは、何とかなる。

でも、それがなくなったら?

看護師ママ

もし、夫が病気になったら
もし、何か大きな出費があったら

妻も同じ不安を抱えていて、夫婦で家計についてもよく話し合いました。

夜、二人で話し合う時、妻は言いました。

看護師ママ

「ごめんね」
「私がちゃんと働けないから」

僕は、答えました。

精神科OTパパ

「謝らないでいいよ」
「今は、息子のことが最優先だから」

それは、本心でした。

でも、正直に言えば、不安もありました。

精神科OTパパ

貯金が底をついたら、どうしよう
いつまで、この生活が続くんだろう

その不安は、僕の心の中で、日に日に大きくなっていきました。

朝、起きると、胃が痛い。

胃薬を飲む。

それが、僕の日課になっていました。

妻の有給が尽きただけでなく、家計も尽きようとしていました。

経済的な不安が、僕たち夫婦をじわじわと追い詰めていきました。

「僕のせいで…」という息子の言葉

ある日、息子が言いました。

小学息子

「僕のせいで、お母さん仕事行けないんだよね」

その言葉に、僕たちは胸が締め付けられました。

妻は、すぐに言いました。

看護師ママ

「違うよ」
「お母さんは、自分で決めたことだから」
「あなたのせいじゃないよ」

でも、息子は言いました。

小学息子

「僕のせいで…」

息子は、全部わかっていたんです。

お母さんが仕事に行けないこと。

お母さんが毎日学校に付き添っていること。

家にお金がないこと。

全部、わかっていた。

だから、息子はずっと罪悪感を抱えていました。

「学校に行かなきゃいけない」

「みんなみたいに、普通に行かなきゃいけない」

その責任感が、息子を追い詰めていたんです。

でも、体は動かない。

心も、拒否している。

行きたくても、行けない。

その板挟みの中で、息子は苦しんでいました。

僕たちは、息子に言いました。

看護師ママ

「大丈夫だよ」

精神科OTパパ

「お前は、何も心配しなくていいよ」

でも、息子の罪悪感は、消えませんでした。

学校を休んだ日。

息子は、ずっと落ち込んでいました。

小学息子

みんなが学校に行っている時に、自分は休んでいる

その罪悪感。

小学息子

お母さんが仕事に行けない

その申し訳なさ。

息子は、それらを全部背負っていました。

小学1年生の子どもが、そんなに重いものを背負うなんて。

僕たちは、胸が痛みました。

「お金のことなんて、気にしないでいい」

「今は、あなたの心が大事なんだ」

何度も、そう伝えました。

でも、息子の表情は、晴れませんでした。

経済的な不安は、息子にも伝わっていたんです。

僕たちが、どれだけ隠そうとしても。

どれだけ大丈夫だと言っても。

子どもは、敏感に感じ取っていました。

その事実が、僕たちをさらに苦しめました。

夫婦で抱えた「終わりの見えない不安」

トンネル

毎朝胃薬を飲んでいた僕

朝、目が覚める。

その瞬間から、胃が痛い。

精神科OTパパ

また、今日も始まるのか

そう思うと、胃がキリキリと痛みました。

起きてリビングに行くと、まず胃薬を飲む。

毎朝、欠かさず。

それが、僕の日課になっていました。

息子は、朝から不安そうな顔をしています。

小学息子

「学校、行きたくない…」

その言葉を聞くたびに、僕の胃は、さらに痛みました。

精神科OTパパ

「大丈夫だよ」
「ゆっくりでいいから」

そう声をかけながら、心の中では不安でいっぱいでした。

「この状況は、いつまで続くんだろう」

仕事に行く時間が近づいてきます。

妻と息子が、車で学校に向かう。

僕は、仕事に向かう。

車の中で、また胃が痛みました。

精神科OTパパ

息子は、今日も泣いているんだろうな
妻は、また2時間かけて教室まで付き添っているんだろうな
今日も、仕事を休むことになるんだろうな

そんなことを考えながら、運転していました。

職場に着いても、心は息子のことでいっぱいでした。

仕事中、妻から連絡が来ることがありました。

看護師ママ

「今日も、教室に入れなくて」
「今日も、仕事休むことになった」

そのメッセージを見るたびに、胸が苦しくなりました。

「僕には、何もできない」

その無力感が、僕を苦しめました。

仕事が終わって、家に帰る。

息子は朝とは比べ物にならない良い笑顔をしている。

ほんの数時間の、心が休まる時間でした。

夜、涙を流しながら「どうしたらいいんだろう」と悩む妻

息子が寝た後。

僕と妻は、リビングで話し合いました。

毎晩、同じような会話を繰り返していました。

「今日も、教室に入るまで2時間かかった」

「今日も、仕事に行けなかった」

「このままで、いいんだろうか」

妻は、そう言いながら、涙を流していました。

看護師ママ

「どうしたらいいんだろう」

その言葉を、何度聞いたことか。

僕も、答えが出せませんでした。

「学校に無理して行かせない方がいいのか」

「でも、休ませたら、息子はもっと罪悪感を感じるだろう」

「このまま付き添いを続けるべきなのか」

「でも、妻の負担が大きすぎる」

「仕事を完全に辞めた方がいいのか」

「でも、お金がもたない」

どの選択肢も、正解には思えませんでした。

妻は、毎晩泣いていました。

看護師ママ

「私の対応が悪いのかな」
「もっと、何かできることがあるんじゃないか」

そう言いながら、自分を責めていました。

僕は、妻に言いました。

精神科OTパパ

「あなたは、十分頑張ってる」
「これ以上、何ができるって言うんだよ」

でも、妻の涙は止まりませんでした。

僕も、辛かった。

妻が泣いているのを見るのが、辛かった。

息子が苦しんでいるのを見るのが、辛かった。

でも、僕には何もできない。

その無力感が、僕を押しつぶしそうでした。

「いつまで続くのか」答えのない問いを繰り返す日々

夜、二人で話し合う。

でも、答えは出ない。

「いつまで、この生活が続くんだろう」

その問いを、何度も繰り返しました。

1ヶ月後には、良くなっているだろうか。

半年後には、普通に学校に行けるようになっているだろうか。

1年後には、この苦しみから解放されているだろうか。

わからない。

何もわからない。

終わりが見えない不安。

それが、一番辛かった。

ゴールが見えていれば、頑張れる。

「あと〇ヶ月耐えれば、良くなる」とわかっていれば、耐えられる。

でも、この状況には、終わりが見えませんでした。

精神科OTパパ

もしかしたら、一生このままなんじゃないか
息子は、このまま引きこもってしまうんじゃないか

そんな最悪のシナリオが、頭をよぎることもありました。

妻も、同じことを考えていたと思います。

看護師ママ

この子の将来は、どうなるんだろう
私たちの対応で、この子の人生が決まってしまうんじゃないか

そんな重圧が、僕たち夫婦にのしかかっていました。

毎晩、話し合っても、答えは出ない。

毎晩、泣いても、状況は変わらない。

それでも、僕たちは話し合い続けました。

なぜなら、それしかできることがなかったからです。

二人で抱えている不安を、少しでも共有したかった。

一人で抱え込まないように、話を聞き合いたかった。

その繰り返しが、あと3年以上も続くことになるとは、この時の僕たちは知りませんでした。

小学1年の冬。

僕たちは、真っ暗なトンネルの中にいました。

出口は、まだ見えていませんでした。

【まとめ】それでも、僕たちは止まれなかった

人生に正解なんてない

小学1年の冬。

妻の有給が底をつき、欠勤が始まりました。

給料は、ほとんど出なくなりました。

僕の給料だけでは、家族4人の生活費をまかなえず、毎月貯金を切り崩していました。

通帳の残高が、少しずつ減っていく。

精神科OTパパ

「いつまで、貯金が持つんだろう」

その不安が、僕たち夫婦を追い詰めていきました。

妻は、職場への申し訳なさと、家計への不安の両方を抱えていました。

息子も、全部わかっていました。

小学息子

「僕のせいで、お母さん仕事行けないんだよね」

その罪悪感が、息子をさらに苦しめていました。

僕は、毎朝胃薬を飲んでいました。

妻は、毎晩泣いていました。

看護師ママ

どうしたらいいんだろう…
いつまで続くんだろう…

答えの出ない問いを、毎晩繰り返していました。

有給が底をついたことで、新たな不安が加わりました。

でも、僕たちは止まれませんでした。

息子のために。

息子の心を守るために。

どれだけ経済的に苦しくても、どれだけ先が見えなくても、僕たちは止まれませんでした。

この記事を読んでくださっている方の中には、今まさに同じ状況にいる方もいるかもしれません。

有給が尽きて、欠勤が続いている方。 貯金を切り崩しながら、生活している方。 経済的な不安と、お子さんへの心配の両方を抱えている方。

その辛さは、経験した人にしかわかりません。

でも、あなたは一人じゃありません。

僕たちも、同じ経験をしました。

そして、この後、僕たちの状況はさらに厳しくなっていきます。

※この記事は、一つの家族の体験談です。医療的な助言や指導ではありません。お子さんの状況に応じて、必要な場合は専門機関(スクールカウンセラー、教育相談、医療機関など)にご相談ください。

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【次回予告】

有給が底をつき、欠勤が続く日々。

貯金を切り崩しながらの生活。

家の中は、どんよりとした雰囲気に包まれていました。

毎朝、起きるのが憂鬱でした。

息子も、僕たちも。

そして、この頃から、新たな問題が起きるようになりました。

夜、20時頃になると、息子が泣きわめくようになったんです。

小学息子

「明日学校嫌だー!」

その声が、毎晩家中に響きました。

お風呂にも入れない。

泣き疲れて、眠りにつく。

息子が落ち着いている時間は、学校が終わる時間帯から夕方までの、ほんの数時間だけ。

それ以外は、学校のことで頭がいっぱいでした。

僕たちは、思いました。

「このままでは、息子の心が持たないのではないか」

次回は、夜20時から泣きわめく息子の姿と、僕たちが感じた危機感について書きます。

▼次の記事
 小1冬:夜20時から泣きわめく息子:「明日学校嫌だー」

▼前回の記事
 小1冬:妻の有給が底をつき、欠勤が始まった

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小1冬。減っていく貯金抱えた不安

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この記事を書いた人

精神科OTパパのアバター 精神科OTパパ 精神科デイケアセンター(センター長)

精神科作業療法士18年×不登校経験者の父。息子の5年間の不登校を、看護師の妻と乗り越えました。中学生になった息子は、現在生徒会に入り活躍中。専門家でも無力だった体験を赤裸々に。同じ悩みを持つ親御さんへ。

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