小学1年の冬。
朝、息子は泣きながら学校に行っていました。
妻と一緒に車で学校へ向かい、2時間かけて教室に入る。
その日々が、続いていました。
でも、この頃から、新たな問題が起きるようになりました。
夜、20時頃になると、息子が泣きわめくようになったんです。
小学息子「明日学校嫌だー!」
その声が、毎晩家中に響きました。
朝だけでなく、夜も。
息子は、学校のことが頭から離れないように見えました。
息子が落ち着いている時間は、学校が終わる時間帯から19時頃までの、ほんの数時間だけ。
それ以外は、ずっと学校のことで頭がいっぱいでした。
この記事では、夜20時から泣きわめく息子の姿と、その時の僕たち家族の状況について書きます。
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- 精神科病院で作業療法士18年目
- 現在、精神科デイケアセンター長
- 息子(長男)の5年間の不登校(小1~小5)で、親である僕と妻が”どのような悩みを抱き”、”対立し”、”息子にヒドイことをしてきたか”その経過を発信
- 夜20時頃から始まる息子の泣きわめき
- お風呂に入れない日が何度もあった理由
- 息子が落ち着いていられたのは、ほんの数時間だけだった
- 泣き疲れて眠りにつく息子を見ていた親の気持ち
- 朝だけでなく夜も学校のことで頭がいっぱいだった息子の状態
夜20時頃、突然泣き出す息子


夕食を終えて、リビングでくつろいでいる時間。
普通の家庭なら、家族団らんのひと時。
でも、僕たちの家では、この時間が恐怖でした。
20時頃になると、息子の表情が変わります。
さっきまで笑っていたのに、急に不安そうな顔になる。



明日、学校だ…
その現実が、息子を襲うんです。
「明日学校嫌だー!」という叫び声



「明日学校嫌だー!」
突然、息子が叫びました。
その声は、悲鳴に近いものでした。



「行きたくない!」
「学校嫌だ!」
「怖い!」
息子は、泣きながら叫び続けました。
僕たちは、息子を落ち着かせようとしました。



「大丈夫だよ」



「お母さんも一緒に行くから」
「ゆっくりでいいんだよ」
でも、息子の泣き声は止まりませんでした。



「嫌だ!」
「行きたくない!」
何を言っても、届かない。
息子は、強い不安に襲われているようでした。
毎晩繰り返される光景
この光景は、毎晩繰り返されました。
20時頃になると、息子は泣き出す。



「明日学校嫌だ!」
その言葉を、何度も何度も繰り返しました。
僕たちは、どうしていいかわかりませんでした。
落ち着かせようと抱きしめても、息子は暴れました。



「嫌だ!嫌だ!」
そう言いながら、僕たちを押しのけようとしました。
妻は、必死に息子を抱きしめました。



「大丈夫だよ」
「お母さんがいるから」
でも、息子は泣き続けました。
僕は、ただ見ていることしかできませんでした。
何を言っても、何をしても、息子の不安は消えない。
その無力感が、僕を苦しめました。
次男も一緒に泣き出してしまう
息子が泣き叫ぶと、次男も泣き出しました。
当時、次男はまだ1歳。
言葉もまだしっかり話せない年齢でした。
でも、兄が泣いている。
お母さんが必死に兄を抱きしめている。
家の中の異様な雰囲気。
それを感じ取って、次男も不安になったんだと思います。
「えーん、えーん」
次男も、泣き出しました。
僕は、次男を抱き上げました。



「大丈夫だよ」
そう言いながら、あやしました。
でも、次男の泣き声も止まりませんでした。
リビングには、二人の子どもの泣き声が響きました。
息子の「学校嫌だ」という叫び声。
次男の泣き声。
その中で、妻は息子を抱きしめ、僕は次男をあやしました。
家の中は、まるで戦場のようでした。
毎晩、この光景が繰り返されました。
お風呂に入れない日々
「お風呂入ろう」と声をかけても動けない息子
夜、泣き出した息子は、何もできなくなりました。



「お風呂入ろう」
そう声をかけても、息子は首を横に振りました。



「嫌だ」
「入りたくない」
お風呂に入るという、日常の当たり前のことができない。
息子は、学校のことで頭がいっぱいで、他のことが何もできなくなっていました。



明日学校だ…
また泣くんだ…
また怖い思いをするんだ…
そんな不安が強かったのだと思います。
妻は、優しく声をかけました。



「お風呂入ったら、気持ちいいよ」
「さっぱりしようね」
でも、息子は動きませんでした。
泣きながら、ずっと同じ場所に座り込んでいました。
学校のことで頭がいっぱいで、他のことができない
息子の頭の中は、学校のことでいっぱいでした。



明日、
また車から降りられないかもしれない…
また、みんなの前で泣くかもしれない…
また、先生に引っ張られて教室に連れて行かれるかもしれない…
そんな不安が、息子を押しつぶしていました。
だから、お風呂に入ることも、歯を磨くことも、パジャマに着替えることも。
そんな日常の生活が、できなくなっていました。
息子にとって、学校以外のことは、どうでもよくなっていたんです。
泣きわめいて、お風呂に入れない日が何度もあった
息子が泣きわめいて、お風呂に入れない日が何度もありました。
泣きながら暴れる息子を、無理やりお風呂に入れることはできませんでした。



「今日は、お風呂やめようか」
妻は、そう言いました。
そして、濡れタオルで息子の身体を拭きました。



「気持ち悪いね」
「拭こうね」
そう言いながら、息子の身体を拭く妻。
息子は、されるがままでした。
抵抗することもなく、ただぼーっとしていました。
翌日は、何とかお風呂に入れることもありました。
でも、また次の日は入れない。
その繰り返しでした。
お風呂に入れない日を見ている僕たちも、辛かった。



普通に、お風呂に入れる日は来るんだろうか
そんなことを考えていました。
でも、無理やり入れることはできませんでした。
息子は、それだけ追い詰められているように見えました。
学校のこと以外、何も考えられない。 何もできない。
そんな状態でした。
息子が落ち着いていたのは、ほんの数時間だけ
学校が終わる時間から19時頃までだけ笑顔が見られた
息子が笑顔を見せるのは、限られた時間だけでした。
学校が終わる時間帯。
15時頃から、19時頃まで。
その4時間ほどだけ、息子は落ち着いていました。
学校に行けなかった日も、その時間帯になると、息子の表情は明るくなりました。



今日は、もう学校のことを考えなくていい
そう思えたんだと思います。
その時間は、息子は普通の子どものように遊びました。
テレビを見たり、ゲームをしたり。
笑顔も見られました。
僕たちも、この時間だけは、ほっとできました。
息子の笑顔を見ると、少しだけ気持ちが楽になりました。



この笑顔を、ずっと見ていたい
そう思いました。
でも、その時間は、あっという間に過ぎていきました。夜になると不安が襲ってくる
朝も夜も、学校のことから逃れられない
朝は、学校に行くことへの恐怖。
夜は、明日学校に行かなければならないという不安。
息子は、一日中、学校のことから逃れられませんでした。
落ち着いていられるのは、学校が終わった後の数時間だけ。
それ以外は、ずっと学校のことで頭がいっぱいでした。
僕たちは、その姿を見ていて、胸が痛みました。



小学1年生の子どもが、こんなに苦しむなんて
そう思いながら、何もできない自分たちに、歯がゆさを感じていました。
息子には、安らげる時間がほとんどありませんでした。
眠っている時と、学校が終わった後の数時間だけ。
それ以外は、不安そうな時間ばかりでした。
僕たちは、何とかしたかった。
でも、どうすればいいのかわからなかった。
ただ、息子の苦しむ姿を見ていることしかできませんでした。
泣き疲れて眠りにつく息子


何時間も泣き続ける息子
夜20時頃から泣き出した息子は、何時間も泣き続けました。
21時、22時。
時計の針が進んでも、息子の泣き声は止まりませんでした。



「明日学校嫌だ!」
「行きたくない!」
「怖い!」
同じ言葉を、何度も何度も繰り返しました。
妻は、ずっと息子を抱きしめていました。



「大丈夫だよ」
「お母さんがいるから」
そう言い続けました。
でも、息子の不安は強いままでした。
僕も時々、息子に声をかけました。



「ゆっくりでいいんだよ」
「お父さんもいるから」
でも、息子は泣き続けました。
僕たちにできることは、ただそばにいることだけでした。
体力を使い果たして、ようやく眠る
息子は、泣き続けて、体力を使い果たしました。
そして、ようやく眠りにつきます。
23時を過ぎた頃。
息子の泣き声が、徐々に小さくなっていきます。
そして、妻の腕の中で、眠りました。
泣き疲れて、眠る。
それが、息子の毎晩の様子でした。
妻は、そっと息子をベッドに運びました。
息子の顔は、涙でぐちゃぐちゃでした。
でも、眠っている顔は、穏やかでした。



「この子も、眠っている時だけは、安らげるんだね」
眠っている息子の顔を見ていると、胸が痛みました。
起きている間、ずっと苦しんでいる息子。
眠っている時だけが、息子にとっての安らぎの時間でした。
その姿を見ていた僕たち夫婦の気持ち
泣き疲れて眠る息子を見ていた僕たちは、言葉がありませんでした。



こんなに苦しませてまで、学校に行かせる意味があるのか
その疑問が、頭をよぎりました。
毎晩、泣き叫ぶ息子。
お風呂にも入れない息子。
食事もほとんど取れない息子。
息子が寝た後、僕と妻は話し合いました。



「もう、限界じゃないか」
僕は、そう言いました。
妻も、うなずきました。



「でも、本人は『学校には行きたい』って言ってるよ」
妻が、そう言いました。
行きたいけど、行けない。
行こうとすると、強い抵抗を感じているようでした。
その板挟みの中で、息子は苦しんでいました。
僕たちは、毎晩泣いていました。
息子が寝た後、二人で涙を流しながら、話し合いました。
「どうすればいいんだろう」
その問いに、答えは出ませんでした。
【まとめ】息子が発していたSOSのサイン
小学1年の冬。
夜20時頃になると、息子は泣きわめくようになりました。



「明日学校嫌だー!」
その声が、毎晩家中に響きました。
お風呂にも入れない日が何度もあった。
食事もほとんど取れない。
息子が落ち着いていられたのは、学校が終わる時間帯から19時頃までの、ほんの数時間だけでした。
それ以外は、ずっと学校のことで頭がいっぱいでした。
何時間も泣き続けて、体力を使い果たして、ようやく眠る。
その姿を見ていた僕たちは、言葉がありませんでした。



こんなに苦しませてまで、学校に行かせる意味があるのか
その疑問が、頭をよぎるようになりました。
息子が発していた、助けを求めるようなサイン。
僕たちは、それに気づき始めていました。
この記事を読んでくださっている方の中には、今まさに同じ状況にいる方もいるかもしれません。
お子さんが、毎晩泣いている方。 お風呂にも入れない、食事も取れない、そんな状況が続いている方。
その辛さは、経験した人にしかわかりません。
でも、あなたは一人じゃありません。
僕たちも、同じ経験をしました。
そして、子どもが出している変化に、目を向けるきっかけになればと思います。
※この記事は、一つの家族の体験談です。医療的な助言や指導ではありません。お子さんの状況に応じて、必要な場合は専門機関(スクールカウンセラー、教育相談、医療機関など)にご相談ください。
【次回予告】
毎晩泣きわめく息子。
泣き疲れて眠る息子。
その姿を見ていた僕たちは、ある思いが頭をよぎるようになりました。



このままでは、さらに追い詰めてしまうかもしれない
毎朝泣きながら学校に行き、毎晩泣きながら「明日学校嫌だ」と叫ぶ。
お風呂にも入れない。
食事も取れない。
息子の心と体は、限界に近づいているように感じました。
僕たちの中で、ある考えが芽生え始めていました。
「学校に行くことよりも、息子の心を守ることが大事なんじゃないか」
次回は、「このままでは、この子の心が持たない」と心底思った瞬間について書きます。
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