心療内科での初診。
僕たちは、担当医に今までの全てを話しました。
保育園の頃からの行き渋り。
小学校に入ってから悪化した状況。
毎朝泣きながら学校に行く息子。
毎晩泣きわめく息子。
担当医は、じっくりと僕たちの話を聞いてくれました。
そして、僕たちが話し終えた後、担当医が言った言葉が、僕たちの心を大きく揺さぶりました。
「無理に教室に入らなくていいんですよ」
その言葉を聞いた瞬間、僕は驚きました。
今まで、僕たちは「何とかして教室に入らせなきゃ」と思っていました。
でも、担当医は「無理に入らなくていい」と言いました。
この記事では、担当医が教えてくれた「今後の対応の仕方」と、心療内科が僕たちにとって心強い場所になったことについて書きます。
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- 精神科病院で作業療法士18年目
- 現在、精神科デイケアセンター長
- 息子(長男)の5年間の不登校(小1~小5)で、親である僕と妻が”どのような悩みを抱き”、”対立し”、”息子にヒドイことをしてきたか”その経過を発信
- 担当医が教えてくれた「無理に教室に入らなくていい」という言葉
- 「この子のペースを大切に」というアドバイスの意味
- 息子も「話したら少しスッキリする」と言った瞬間
- 心療内科に継続して通うことを決めた理由
- 専門家の存在が、どれだけ大きかったか
担当医が教えてくれた「今後の対応の仕方」

「無理に教室に入らなくていい」という言葉
僕たちが現状を全て話し終えた後、担当医はゆっくりと話し始めました。
「無理に教室に入らなくていいんですよ」
その言葉を聞いた瞬間、僕は驚きました。
「無理に教室に入らなくていい」
今まで、僕たちは「何とかして教室に入らせなきゃ」と思っていました。
毎日、妻が息子と一緒に学校に行って、何とか教室に入れるように頑張っていました。
でも、担当医は「無理に入らなくていい」と言いました。
担当医は、続けて説明してくれました。
「今、お子さんにとって一番大事なのは、『安心感』です」
「無理に教室に入ろうとすると、不安が強くなって、余計に辛くなります」
「お母さんと一緒に学校にいられる場所があるなら、そこで過ごしてもいいんです」
「教室に入れなくても、学校に来られているだけで十分頑張っています」
その言葉を聞いて、僕は少し楽になりました。
妻も、目に涙を浮かべていました。
看護師ママ「そうなんですね…」
妻は、毎日息子と一緒に教室に入ろうと頑張っていました。
廊下を進んでは戻って、を繰り返して、2時間以上かけて教室に入っていました。
その努力を、「無理しなくていい」と言ってもらえた。
妻の心も、少し軽くなったと思います。
「この子のペースを大切に」というアドバイス
担当医は、さらに続けました。
「大事なのは、『この子のペース』です」
「お子さんは、今、とても頑張っています」
「毎朝泣きながらも、学校に行こうとしている」
「それは、すごく頑張っているんです」
「焦らなくていいんです」
「少しずつ、この子のペースで進んでいけば大丈夫」
「今日は教室に入れなくても、来週は入れるかもしれない」
「来週も入れなくても、来月は入れるかもしれない」
「大事なのは、『安心感』を積み重ねていくことです」
その言葉に、僕は救われた気がしました。
「焦らなくていい」
その言葉が、僕の心に響きました。
妻も、頷いていました。



「焦らなくていいんですね…」
担当医は、優しく笑いました。
「はい。お父さんもお母さんも、焦らなくて大丈夫です」
「時間はかかるかもしれませんが、前に進みます」
「だから、この子のペースを大切にしてあげてください」
その言葉を聞いて、僕は涙が出そうになりました。
今まで、誰も「焦らなくていい」なんて言ってくれませんでした。
周りからは、「早く何とかしなきゃ」「このままじゃダメだよ」と言われるばかりでした。
でも、担当医は「焦らなくていい」と言ってくれました。
僕たち親の心が、少し軽くなった
担当医との面談が終わって、息子がカウンセラーと戻ってきました。
息子は、少し笑顔でした。



「どうだった?」
僕が聞くと、息子は答えました。



「楽しかった!」
カウンセラーの先生も、笑顔で言いました。
「とても良い子ですね」
「いろんなお話をしてくれました」
担当医が、僕たちに言いました。
「また来月、お話を聞かせてください」
「お子さんの様子を見ながら、一緒に考えていきましょう」
僕は、頷きました。



「ありがとうございます」
妻も、深く頭を下げました。



「本当に、ありがとうございました」
心療内科を出て、駐車場に向かいました。
車に乗り込んで、僕は妻に言いました。



「来て良かったね」



「うん…心が少し軽くなった」
僕も、同じでした。
担当医の言葉が、僕たちの心を軽くしてくれました。
「無理に教室に入らなくていい」
「焦らなくていい」
「この子のペースを大切に」
その言葉が、僕たちを支えてくれました。
後部座席の息子に、妻が聞きました。



「どうだった?また来月も行く?」
息子は、頷きました。



「うん、行く」
その言葉を聞いて、僕は安心しました。
息子も、心療内科を受け入れてくれたんだ。
そう思いました。
心療内科が、僕たちにとって心強い場所になった


息子も「話したら少しスッキリする」と言った
家に帰って、リビングでゆっくりしている時、僕は息子に聞きました。



「今日の病院、どうだった?」



「うん…良かった」



「カウンセラーの先生、優しかった?」



「うん、優しかった」
そして、息子が言いました。



「話したら、少しスッキリする」
その言葉を聞いた瞬間、僕は驚きました。
発達障がい者支援センターに行った時も、息子は同じことを言いました。
息子にとって、自分の気持ちを言葉にできる場所があることが、大切なんだと改めて感じました。
妻も、嬉しそうに息子に言いました。



「良かったね」



「うん!」
僕は、思いました。
息子が、少しずつ前に進んでいる。
発達障がい者支援センターでも、心療内科でも、息子は「スッキリする」と言ってくれた。
それは、息子の心に少し余裕ができてきたということだと思いました。
月に1回、継続して通うことに
その日の夜、妻と二人で話しました。



「心療内科、続けて通おうね」
僕も、頷きました。



「うん。息子も『スッキリする』って言ってたし」
「先生も、『焦らなくていい』って言ってくれたのが、すごく心に響いた」
妻も、同じことを感じていたようです。



「私も。今まで、ずっと焦ってたから」
「『何とかして教室に入らせなきゃ』って、毎日思ってた」
「でも、『無理に入らなくていい』って言ってもらえて、少し楽になった」



「本当に、よく頑張ってるよ」
妻は、少し泣いていました。



「ありがとう…」
僕たちは、心療内科に月に1回、継続して通うことを決めました。
発達障がい者支援センターにも、月に1回通っていました。
二つの専門機関に通うことで、息子も僕たちも、サポートを受けられる環境ができました。
それは、僕たちにとって、とても心強いことでした。
専門家の存在が、どれだけ大きかったか
今振り返ると、専門家の存在が、どれだけ大きかったかを感じます。
発達障がい者支援センターの担当スタッフ。 心療内科の担当医とカウンセラー。
この人たちがいなければ、僕たちはもっと苦しんでいたと思います。
息子も、もっと追い詰められていたかもしれません。
専門家は、僕たちに大切なことを教えてくれました。
「焦らなくていい」
「無理しなくていい」
「この子のペースを大切に」
その言葉が、僕たちを支えてくれました。
そして、息子にとっても、自分の気持ちを言葉にできる場所ができたことが、大きかったと思います。
親には言えないことも、専門家には言えることがある。
それは、息子にとって、心の逃げ場になっていたと思います。
もし、今この記事を読んでくださっている方の中で、一人で抱え込んでいる方がいたら、専門機関に相談するという選択肢もあると思います。
スクールカウンセラー、教育相談、発達障がい者支援センター、心療内科。
相談できる場所は、たくさんあります。
我が家にとっては、専門家の存在が大きな支えになりました。
心療内科は、僕たちにとって心強い場所になりました。
そして、これから5年間、僕たちを支え続けてくれる場所になりました。
【まとめ】「焦らなくていい」という言葉が、僕たちを救ってくれた
心療内科での初診。
担当医との面談で、僕たちは今までの全てを話しました。
そして、担当医が言った言葉が、僕たちの心を大きく揺さぶりました。
「無理に教室に入らなくていいんですよ」
その言葉を聞いた瞬間、僕は驚きました。
今まで、僕たちは「何とかして教室に入らせなきゃ」と思っていました。
でも、担当医は「無理に入らなくていい」と言いました。
「今、お子さんにとって一番大事なのは、『安心感』です」
「焦らなくていいんです」
「少しずつ、この子のペースで進んでいけば大丈夫」
その言葉に、僕は救われた気がしました。
妻も、心が少し軽くなったと言いました。
帰りの車の中で、息子に聞きました。



「どうだった?」
息子は答えました。



「話したら、少しスッキリする」
発達障がい者支援センターに行った時と、同じ言葉でした。
息子にとって、自分の気持ちを言葉にできる場所ができた。
それは、本当に大きなことでした。
僕たちは、心療内科に月に1回、継続して通うことを決めました。
発達障がい者支援センターと合わせて、二つの専門機関に通うことで、息子も僕たちも、サポートを受けられる環境ができました。
専門家の存在が、どれだけ大きかったか。
今振り返ると、本当に感じます。
「焦らなくていい」
「無理しなくていい」
「この子のペースを大切に」
その言葉が、僕たちを支えてくれました。
心療内科は、僕たちにとって心強い場所になりました。
そして、これから5年間、僕たちを支え続けてくれる場所になりました。
※この記事は、一つの家族の体験談です。医療的な助言や指導ではありません。同じ状況でも対応は異なるため、お子さんの状況に応じて、必要な場合は専門機関(スクールカウンセラー、教育相談、医療機関など)にご相談ください。医師のアドバイスは、あくまで我が家に向けたものです。全てのご家庭において適応されるものではありません。
【次回予告】
発達障がい者支援センターと心療内科。
二つの専門機関に通い始めて、僕たちは少し前に進むことができました。
息子も、「話したら少しスッキリする」と言ってくれました。
でも、状況は簡単には変わりませんでした。
妻は、毎日息子と一緒に学校に行っていました。
僕も、仕事をしながら息子のサポートをしていました。
経済的な不安も、大きくなっていました。
そんな中、心療内科の先生に、僕たちの経済状況についても相談しました。
すると、先生が言いました。
「特別児童扶養手当という制度がありますよ」
「利用を考えるなら、診断書も書けます」
特別児童扶養手当。
その言葉を聞いた時、僕は少し戸惑いました。
次回は、特別児童扶養手当の受給について書きます。
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